アネモネの花言葉と色別の意味について完全ガイド！

アネモネの花言葉は、色ごとに違う意味があります。可憐な花を咲かせ、発色のよい鮮やかさが魅力のアネモネ。そんな素敵なお花を花言葉と一緒に、大切な人にプレゼントしてみませんか。

アネモネの花言葉と色別の意味について完全ガイド！

アネモネとはどんな花？

アネモネは地中海沿岸に生息するキンポウゲ科の球根植物。日本では「牡丹一華」「紅花翁草」という和名で親しまれています。

とても可愛らしい花びらに見える部分がありますが、実はこれは花びらではなく「がく片」で、アネモネは花の咲かないお花であることが特徴。

日当たりを好み、チューリップの球根のように寒さにあてないとつぼみができない性質があります。アネモネの花は、優しい風が吹く春先から咲き始めるため、英語では「ウィンドフラワー」とも呼ばれています。

アネモネは毎年のように新種が誕生し、100種類以上の種類があるといわれています。花の色は青、紫、ピンク、白、赤など。花壇に咲き乱れる姿はとてもカラフルで、春らしい魅力を感じさせてくれるでしょう。

アネモネの花言葉について

アネモネの花言葉は「見放された」「はかない恋」「見捨てられた」「恋の苦しみ」という意味があります。可愛い花の印象とは違った、かなり悲しい花言葉があることもアネモネの特徴。

色別のアネモネの花言葉は、赤が「君を愛す」、白が「真実」「希望」「期待」、紫が「あなたを信じて待つ」です。全般の花言葉と色別の花言葉は違った印象がありますので、プレゼントをする際は色別の意味をきちんと理解しておくと安心ですね。

西洋のアネモネの花言葉は、「見捨てられる」「期待」という意味があります。イギリスでは「待望」「消えた希望」、フランスでは「清浄無垢」「辛抱」「無邪気」という花言葉があるといわれています。

アネモネの悲しいエピソード

アネモネの花言葉は悲しくなる言葉が見受けられますが、その背景には悲しいお話があるためなのです。西風の神ゼピュロスは、花と春の女神であるフローラの侍女のアネモネをこよなく愛していました。

女神フローラはゼピュロスが自分を愛しているとてっきり思っていて、恋の相手がアネモネだと知り激怒します。怒った女神フローラはアネモネを追い出してしまい、西風の神ゼピュロスは女神フローラと穏便な関係を保つために、仕方なくアネモネを見捨ててしまうのです。

その際にアネモネを花の形に変えたという、悲しい伝説が残されています。もうひとつはギリシア神話に出てくる女神アプロディーテーと美少年アドニスのお話。

息子のキューピッドと遊んでいた女神アプロディーテーは、キューピットが射た矢によって、美少年アドニスを見て恋をしてしまいます。

アドニスはある日森の中でイノシシを見つけ槍を投げるのですが、不慮の事故により命を落としてしまうのです。女神アプロディーテーは悲しみの涙をこぼし、それがアネモネになったという伝説があるといわれています。

アネモネは毒がある？

アネモネは、茎を折った時に出てくる汁を触ると危険とされていて、草全体に毒があることも特徴。実際に毒があることは確かなので、アネモネを扱う際には手袋を使って用心したほうが安心かもしれません。

アネモネの楽しみ方のアイデア！

アネモネはふっくらしたお花がとても綺麗で、春の青い空とのコントラストが素敵です。季節を楽しむなら春先の庭にアネモネを咲かせると、とてもゆったりとした気分になれるかもしれません。ウィンドフラワーと呼ばれるように、風に揺れる姿が特徴。

春の庭先にぴったりなお花なので、ホームセンターなどで苗を購入してガーデニングにプラスしてみましょう。またアネモネは、花言葉の「期待」「君を愛す」という素敵な意味があります。

好きな人に告白する時は赤いアネモネ、片想いの人には紫の「あなたを信じて待つ」という花言葉もぴったり。アネモネはフラワーアレンジメントにも合いますし、花束で大人の雰囲気でプレゼントすることもオススメです。

また春先のように気分がウキウキする時は、多彩なカラーのアネモネを花瓶に入れて、インテリアやオフィスに飾ることも素敵ですね。

アネモネの育て方について

アネモネは球根から育てるのが一般的ですが、園芸店やホームセンターでは12月頃から球根から芽が出た状態のアネモネのポットを販売しています。

水はけのよい草花用の培養土を使い、鉢底石を敷いて鉢植えにしましょう。育てる環境は風通しがよく、日当たりがよい場所。表面の土が乾燥したら水をたっぷりあげてください。

開花時期は2月～5月。5月になったら球根を掘り出して翌年にとっておけば、また埋め直して花が楽しめるかもしれません。

いかがでしたか。

アネモネの花言葉は悲しい意味も、さらに愛の告白もできるマルチな意味がある楽しいお花です。誰かに花言葉をプレゼントしたい時に、一番しっくりくる意味を考えてぜひアネモネを楽しんでくださいね。