頭脳線によってわかる５つのこととは

頭脳線が表すこと

親指と人差し指の付け根の間から手のひらの中央を横切って伸びる頭脳線は、手相の４大基本線（頭脳線・生命線・運命線・感情線）の１つで、その人の考え方や世界観を表しています。精神力や知的能力を暗示していて、生き方や人生の見方、潜在的な想像力、集中力の高さ、適職などがわかり、日常で起こる問題にどのように立ち向かっているのか？情報を処理できているか？など人生に対する取り組み方が表れます。

例えば上向きに頭脳線が伸びている人は、現実的で理論的な考え方をする人で、事業や商売をするのに向いているタイプです。逆に下向きに伸びている人は、理想や空想的な考え方をする人で、音楽や芸術関係の仕事に向いているタイプと言えるでしょう。

頭脳線の特徴

基本的に頭脳線は下に向かいながら手のひらを横切る線で、親指側から伸びています。生命線とくっついて伸びている頭脳線もあれば、分かれて始まっている頭脳線もあるでしょう。

生命線と離れて始まっている場合や、始まりは同じでもすぐに離れてしまっている場合は、性格的にバランスがとれている人と言えます。生命線と頭脳線が絡み合ってしばらく伸びている人は、生い立ちや家族に影響を受けやすい依存気味の性格である事を表しています。生命線と頭脳線の幅が広い人は、思い切った行動をする傾向が強いでしょう。

頭脳線が鎖状になっていたり、途切れ途切れである場合は、気が変わりやすい人である事を意味しています。注意散漫で集中力がないので、仕事でのミスが目立ったり、中途半端な状態で止めてしまう傾向が強く、何をしても長続きしない場合が多いです。

頭脳線が波状になっている人は、頭の回転が鈍くて要領が悪い、いわゆるＫＹと呼ばれるタイプが多いようです。

頭脳線の長さ

頭脳線が長ければ長いほど探究心が強く、様々な事に興味を持つ好奇心旺盛な性格である人です。逆に短い頭脳線の人は、長い人よりも現実的な精神を持っているといえるでしょう。

頭脳線が短い人は特定の専門分野の人に多く見られますが、同じ専門分野でも多様性を求めるのは頭脳線が長い人に多く見られます。

頭脳線の太さ

他の主要線よりの頭脳線が太くて目立っているのは、知識を精力的に働かせる人であることの表れです。線が太くてはっきりしている程思考が明晰と言えるので、理解力に優れていて長い時間集中力を保つ事もできます。どんなことでも理論的に解釈する事ができて、その結果を考慮した理性的な決断ができる優秀な人です。

頭脳線が細くて弱々しいのは、精神力を維持したり、思考の方向付けをするのが苦手で、集中力にかける人であることの表れです。どちらかというと現実逃避した考え方をするので、空想にふけったりするのが好きなタイプでしょう。また良識がない部分も見られて、何か決断を迫られた時でも自分の感情に左右される傾向が強いと言えます。

様々な頭脳線

まるで定規で引いたような真っ直ぐな頭脳線を持つ人がいますが、これは分析が得意で実用主義的な人であることを表しています。集中力も高く、目的に焦点を絞って考える事ができて、自分の考えがまとまらないという事態を避ける事ができるので、数学者や科学者、企業家に向いていると言えるでしょう。

頭脳線が急にカーブして下の方に伸びている人は、創造的、芸術的な才能がある人です。カーブが急である程想像力は大きくなり、成功を収めている画家や作家などによく見られる頭脳線です。ただし下に伸びている頭脳線が長すぎる場合は、現実を現実としてとらえにくい傾向が強いので注意が必要かもしれませんね。

頭脳線が薬指の下で分岐している人は、創造的な才能に優れていて、さらに頭脳線の先端が分かれている場合は、商才にも優れていると言われています。これは「作家の分岐」と名前が付いている頭脳線で、売れている作家に多い頭脳線のタイプでもあるようです。

いかがでしたか？

頭脳線からは様々な事がわかりますが、もしあまり良くない事を表している場合でも心配はいりません。なぜなら手相は不思議な事に自分の意識の持ちようで変化するからです。

集中力がなくて仕事でミスばかりするという頭脳線でも、自分でそれを把握した上で意識的に治そうとすればきっと頭脳線は変わってきますよ。