桃の花言葉を知っておくと、春の様々なシチュエーションで役立つ可能性があります。「桃」と聞くと果物を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、それと同じくらい桃の花も可憐で美しく、人々の心を豊かにしてくれる存在です。
そこで今回は、桃の花言葉や特徴、育て方などについて詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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桃とはどんな花?
モモは、バラ科スモモ属の落葉低木から小高木です。原産国は中国で、食用や観賞用として世界各地で栽培されています。春に可愛らしい花を咲かせ、夏には球形の瑞々しい果実をつけます。
桃の花が咲く時期は3月後半から5月で、ソメイヨシノよりも少し早く咲くといわれています。花の色はピンク色や白色などがあり、華やかで美しいことから春になると必ず観賞しているという人もいるはず。
果実がなるのは7月から8月で、おなじみの桃の実には縦に割れているような筋が一本入っています。モモの語源にはあらゆる説があり、「真実(まみ)」から転じたという説や実の色を表す「燃実(もえみ)」から転じた説、たくさんの実をつけることから「百(もも)」と呼ばれた説などがあります。
英名の「peach(ピーチ)」はペルシアが由来で、ラテン語「persicum malum(ペルシアの林檎)」が由来といわれています。
様々な品種について
桃と一口にいっても様々な品種がありますので、ポピュラーなものをいくつかご紹介していきましょう。菊桃(きくもも)は、その名の通り菊の花のような細い形をした花弁が特徴的です。
八重咲きの桃の花で、鮮やかなピンク色の花を咲かせます。矢口(やぐち)は、雛祭りで用いられる切り花として多く流通しています。枝が上向きに生長していく立性品種。
美しい大輪の花を咲かせる品種で、明るい桃色が印象的です。源平(げんぺい)は、矮性品種と呼ばれる高さ1mほどの小型の品種。紅白2色の花を咲かせることが名前の由来で、かつての源氏と平氏が競り合う様子に例えられているようです。他にも様々な品種があり、観賞用に改良された「ハナモモ」と呼ばれる種類もとても有名です。
桃の花言葉
可憐な花や果実が特徴的な桃には、その姿にぴったりの花言葉がついています。「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」などが桃の花言葉。
土台にあるのは女性への敬いの心であり、特に「チャーミング」と「気立ての良さ」は女性の象徴といわれています。「桃」という字は木偏に「兆」と書きますが、その名の通り桃の花はとても多くの実をつけるため、多産を意味する縁起のよい花といわれるように。
ここから女性を象徴する花言葉がつけられたとされています。「私はあなたのとりこ」は、魅力的な女性を連想させる素敵な花言葉です。また、桃の実の花言葉というものも存在します。
その花言葉は「天下無敵」で、神話に登場するイザナギノミコトが桃を投げつけて鬼を退散させたという逸話が由来といわれています。
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ハナモモの育て方
ハナモモは桃の一種で、花を観賞するために作られた品種です。庭木として楽しむには、日当たりと水はけのよい場所で育てることが第一条件になります。
充分なスペースを確保して、枝が折れることを防ぐために強風が直接当たらない場所を選びましょう。植えつけに適しているのは11月から3月といわれていますが、真冬はできるだけ避けたほうが安心です。
鉢植えの場合も地植えの場合も、植えつけたら水を与えて支柱で支えてあげるようにしましょう。その後は、土の表面が乾いてきたら水を与えるという間隔が理想的です。
7月には高温期を迎えますので、9月中旬までは極端に乾燥しないよう、地面に染み込むくらいまでたっぷりの水を与えます。比較的栽培しやすい花木ではありますが、育てるうえで疑問や不安がある時にはホームセンターや園芸店のスタッフに相談するようにしましょう。
春の訪れを知らせてくれる可憐な花
桃の花は雛祭りでも飾られるように、日本でおなじみです。雛祭りは、多くの地域では3月3日に行われますが、旧暦の3月3日は現代のグレゴリオ暦と約1ヶ月ずれています。現在の4月、いにしえでも美しいピンク色の桃の花が咲き誇っていたことが想像されます。
春の花といえば桜をイメージする人が多いかもしれませんが、桃の花は桜ほど早く散ってしまうものではなく、余裕を持って観賞できるメリットも。
桃の木は日本各地の名所で楽しむことができますので、日頃の疲れを癒してリラックスしたい人、春の訪れを実感したい人はぜひ足を運んでみてくださいね。
まとめ
桃の花言葉は、その可愛らしい見た目にぴったりのものから意外な由来があるものまで多種多様です。桃の花が見頃を迎えるのは3月後半以降といわれていますので、その時期を楽しみに冬を越えたいですね。
スーパーマーケットなどで何気なく購入することもある桃の果実も、語源や花言葉を知ることで愛着が湧いてくる場合もあるでしょう。
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