風水について考えたことはありますか?風水とは、古代中国の地形、町づくり、家、墓などについてその位置関係などが人間の気の流れに与える影響についての学問です。
身近なインテリアや持ち物を選ぶ時など、生活のなかに積極的に取り入れている人も多いでしょうし、「そんなものは迷信だ」と受け付けない人もいるでしょう。ですが、地理学や、天文学と原点を同じくする伝統的な学問ですから、あながち無視出来ない説得力もあるものです。そこで今日は、表札に関連する風水について知っておきたい5つのことをご紹介します。
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表札に関連する風水について
知っておきたい5つのこと
その1:素材は天然素材がいい
例えばあなたが家を建てたとして、これから表札選びをするとしましょう。表札を扱うお店などに行くと、一口に表札と言っても本当にたくさんの種類があることにまず驚かされます。
おそらくお店の人に最初に聞かれるのが「素材は何にしますか?」でしょう。ご近所のお宅の表札をじっくり見たことはありますか?ステンレス、タイル、石、ガラス、木など、これだけでも選択肢は沢山あって悩んでしまいます。そこで、風水の考え方を基準に表札選びをすることにします。
風水では、家は主の体と考えます。表札は家に直接取り付けるものですから、体の気の流れを邪魔しないものを選びます。人の体の気の流れになじむのはやはり天然素材。もっとも良いのは木製の表札とされています。次に天然石を使ったものなどが良いとされています。
その2:色は明るいものを選ぶ
次に考えるのはやはり色でしょう。表札は玄関に取り付けて来客を迎えるその家の表情を決めます。風水では人は運を連れてくると考えられますから、やはり第一印象は明るいことが大切です。素材選びの段階で天然素材が良いとしましたが、色の選択肢の多さではタイル製が抜群ですね。選ぶなら明るい色のもの。天然石を使う場合も暗い色やグレーなどは墓石を連想させるので家の表情を暗くしてしまいます。なるべく明るい色のものを選んでください。
その3:文字は解りやすく
そして次に考えるのは、実際どういう文字にするかということです。基本的には漢字で書くのが普通ですが、お店のカタログなどにあるデザインに惹かれて極端に崩した文字を使うのは止めた方が良さそうです。上にも書きましたが、表札はお客様を迎えるもの、その挨拶のような役割をするものですから、出来るだけ解りやすく、伝わりやすい方がいいのです。書体は楷行書体が良いとされています。また、読み方が難しい名字の人ならローマ字を使うのも良いそうです。
そして、表札に刻まれる文字についてですが素材に名前を彫り下げるのは墓石を連想させるので避けるべきです。浮き彫りと言われる文字が浮き出る彫り方が良いとされています。
ただし、これは漢字の名前に使われる彫り方で、アルファベットの場合はV字型に彫り込むのが一般的です。
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その4:表札の位置はさまざま
いよいよ完成した表札を家に取り付けるとき、その位置に悩みます。玄関ドアに対して右、左、上、建物の構造上制約がある場合を除いて風水的には洋風の場合は玄関の右、和風の場合は左がよく、引き戸の場合は玄関の上がいいとされています。ただし、この位置についての解釈は様々あり、玄関の方位などによっても違った意見がある様です。
注意すべき点としては玄関ドアに直接つけるのはよくありません。表札に限らずドアに飾りをつけるのは人の気を跳ね返すと言われ、来客も運も遠ざけます。
その5:門札と表札の役割
都会では、自宅に門を構えるお宅というのは少なくなっていますが、まだ地域によっては立派な家が建ち並ぶエリアというのも残っています。そうした中には、玄関の表札の他に門の前に門札をつけたお宅も多くあります。門札と表札というのは、その風水上の役割が違います。門札はその土地に対しての礼として掲げるもの。表札は来客を出迎える名刺の様なものです。
ですから、門札には家族の名字を、表札には主人のフルネームを記します。家族全員の名前を書く必要はありません。
いかがでしたか?
一口に表札と言っても考えることは沢山ありますね。
最後にお伝えしたいのは、風水の考えを取り入れる際の注意としてですが、よく「鬼門の玄関は良くない」という風水の考え方からその向きだけを改築したりする人がいますが、これは自分の考えが他人によって大きく変えられてしまうことですからよくありません。
むしろ玄関をいつも整理整頓を心がけて清潔に保ち、住む人が気持ちよく、また来る人が明るい気持ちになれるような空間を作ることがなにより大切なのです。
風水を取り入れるという考えはその人の学ぶ気持ちの現れですからその姿勢を保ちつつ、しかしそれに振り回されることのない主体性をしっかり保つこともまた大切です。
まとめ
表札に関連する風水について
知っておきたい5つのことその1:素材は天然素材がいい
その2:色は明るいものを選ぶ
その3:文字は解りやすく
その4:表札の位置はさまざま
その5:門札と表札の役割
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