物をいじる心理は、意外に感じる理由も多いかもしれません。人間はその時の感情や考え方などが、自然と態度や仕草に表れてしまう傾向にありますよね。
無意識にやってしまうことは、自分ではコントロールできないレベルのことなので、注意しないと周囲に誤解される可能性もあります。
仕草によっては、周囲の人を不快な気持ちにさせる場合もあるので、まずは心理状況を把握するのもよい印象を与えるコツになるでしょう。では物をいじる心理と改善策について、詳しくお伝えしていきますね。
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隠しごとがあるため
彼氏とカフェでお茶をしている時に、ひたすらスマホを触ったりテーブルに置いてみたりする落ち着きのない態度。もしくは水の入ったグラスに、何度も手を伸ばすような場面もたまにありませんか。
手元が落ち着かなくなるのは、何か隠しごとをしているためです。自分の心を読まれたくないので、緊張感があるのでしょう。たとえば彼女に触れてほしくない話題がある時など、不安な心理状況が手元ですぐにわかります。
物をいじるのは相手の注意力を散漫にさせたい、もしくは自分を落ち着かせるための行為かもしれません。
気に入らないことがある
物をいじる人は心理的にイライラしたり、気に入らない何かが今あったりするからです。たとえば友人と口論になった時に、どっしり落ち着いて構えている人は少ないはず。
落ち着きなくあちこちを歩いたり、ドアを強く閉めたりして態度に怒りが表れるでしょう。それと同じで物をいじる人の心理は、現在自分で自分をコントロールできないネガティブな感情があるサイン。
文句を言いたいけれど我慢しているのか、わざと落ち着きのない態度で相手にイライラを伝えているのでしょう。
緊張しているから
物をいじる心理は、今緊張しているためです。テーブルの上の物を動かしたり、ペンを握ったりして手元に何かないと不安な状態。それは極度な緊張があり、自分を守りたいために無意識にやっているのです。
ジェットコースターに乗った時に、力強くバーを握るようなもの。手に力を入れるとエネルギーが湧き、緊張の材料が少しは軽減する可能性もあるでしょう。
緊張すると物をいじるだけでなく、自分の頬を触ったり髪を何度もいじったりする場合もあります。持つものがないと、ポケットに手を入れるなどして今の感情をアピールするのです。
自信がない
自己肯定感が低い人や、今自分がいる環境に不安を抱いている時など。こんな場合は気持ちの面でも不安定で、どうしたらよいかわからない状態です。
すると物をいじる心理が働き、自信のない自分を落ち着かせたくなるのでしょう。たとえば電車の中、ぼんやりと席に座って向かい側の人を見るのは、どう思われるかわからず少し抵抗がありますよね。
自信がない人は、周囲の人の視線が気になるため、わざと手元を見たくなるのです。そのためスマホをいじったり本を読んだり、周囲と自分を隔離してしまうでしょう。手元になにもないと、全ての人から見られている気持ちになり不安を抱くのです。
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人見知りをしやすい
言葉で自分をアピールできない人は、物をいじる心理が働きます。それは苦手なことをする際にミスを恐れるのと同じで、目の前の人とコミュニケーションをとるのが苦手な要因があるでしょう。
たとえば別れ話をする場面や、上司に怒られる時など。このようなできれば避けたい空間や、もともと人見知りをしやすいタイプだと、相手に集中できず物をいじってしまうのです。
真剣に話をしている人にとっては、そんな態度はマナー違反に見えるかもしれません。コミュニケーションが苦手な人は、言葉を選ぶだけでも時間がかかってしまいます。
そのため相手にどんどんやり込まれ、意見が言えないケースもあるでしょう。そうならないためには、言葉数は少なくても本心を伝えることを意識してみませんか。
会話に集中するためには、自分の考えを相手に知ってもらうのが大切。物をいじる態度では、きちんと気持ちは伝わりません。
物をいじる習慣を改善する方法は?
物をいじる心理はいくつかの要因が考えられますが、手持ち無沙汰になると自然と物をいじることは誰にでもあるでしょう。しかしこの仕草は癖になりやすいため、落ち着きのない人と思われないためには今できることから改善してみませんか。
不安や緊張で物をいじってしまう人は、落ち着きなくいじるのではなく何かひとつだけを手に握ること。たとえばハンカチやペンなど、ギュッと手に持つだけで気分が落ち着く場合があります。
また手のひらにはいくつもの神経があり、マッサージすると落ち着くツボもあるかもしれません。イライラしたり不安になったりしたら、手のひらを軽く押す、離すなどして、リラックスしてみるようにしてください。
それでも我慢できない場合は腕組みをして、動かないようにロックしてしまうのもひとつの方法ですね。
まとめ
物をいじる心理は癖で、何気なくやっていることもよくあります。しかしあまりにも忙しなく手を動かしているのは、よい印象を与えない場合もあるでしょう。
緊張しやすい人は失敗しないよう、先に握るものを見つけておくとよいかもしれません。
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