雑誌やテレビで、「おうし座のあなたの運勢は~」といった感じのことをよく見かけると思いますが、これは生まれたときの太陽の星座をもとにして占っているものです。他の惑星なども加え、もっと詳しく見ていくのが「ホロスコープ」。
ホロスコープは「人生の青写真」とも呼ばれ、自分がどんな人生を設定して生まれてきたかがわかるといいます。ホロスコープの読み方の要素は「天体」「サイン(星座)」「ハウス」です。この3つを使ってホロスコープが読めると、様々なことがわかります。
今回は、ホロスコープの読み方を知っていることで得られるメリットについてお伝えしていきましょう。
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ホロスコープの読み方を知っていることで
得られる5つのメリット
惑星がどの星座に属しているかがわかる
皆様によくおなじみの星占いは、正式には「占星術(せんせいじゅつ)」と言います。昔から使われてきた占術ですが、特にイギリスのエリザベス1世が占星術を使って政治を行っていたことが有名です。
占星術は、惑星の配置を「ホロスコープ」という図に書いて、さまざまな情報を読み取っていきます。ホロスコープは12の部屋=ハウスに分かれており、どの惑星がどのハウスに入っていたか、惑星同士の角度などを読み取ることにより、自分の生まれ持った性質やこれから先に起こりそうな出来事を見ることができます。
生まれ持った自分の性質がわかる
占星術では「惑星」「星座」「ハウス」という3つの要素から読み取っていきます。惑星は「天体」、星座は「サイン」という言葉で表しますが、「どの天体がどのサインにあるのか」ということが、占星術で読み取る最初のポイントです。
具体的に太陽を例にとって見てみましょう。(太陽と月は本来、惑星ではありませんが、占星術では惑星として扱います。)
太陽は「自分の人生の目標を達成するエネルギー源や社会的な顔を表す星」とされていますので、太陽がいる星座によって自分の基本的な性格や社会的な顔を判断することができます。
太陽がおうし座にあった時に生まれた方は、芸術性にすぐれ、粘り強くコツコツと努力することができる性格となる、うお座にあった時に生まれた方は、慈悲深く優しい性格となる、とういうふうに見ていきます。
また、月や金星、木星などもそれぞれ違った性質を表しており、太陽と同じようにどの星座にいるかによってその人の傾向がわかってきます。
どんな場面で心が動くのかわかる
ホロスコープには12に別れた「ハウス」と呼ばれる部屋があります。これはいわゆる「活動場所」です。自分がどんな「活動場所」で心が動くかを表します。
ハウスは「第1ハウス」から「第12ハウス」まで12に分かれており、それぞれのハウスで持つ役割が違います。
「第1ハウス」自分自身、土台となるものを表します
「第2ハウス」生まれ持った才能や財産に関するものを表します
「第3ハウス」学習や知的活動を表します
「第4ハウス」家庭や安らげる場所を表します
「第5ハウス」自己表現や遊びを表します
「第6ハウス」奉仕活動を表します
「第7ハウス」対人関係やパートナーシップを表します
「第8ハウス」セクシャルな関係や親密な関係、遺産などを表します
「第9ハウス」探求を表します
「第10ハウス」肩書や名誉など社会的成功を表します
「第11ハウス」コミュニティーや人脈を表します
「第12ハウス」魂、潜在意識を表します
例えば、先ほどのおうし座生まれの方を例に上げてみましょう。太陽は第1ハウスに置くことが基本ですので、土台となっている性質はおうし座の性質を持つことになります。
その方の金星が生まれた時、第12ハウスのおひつじ座にあったとします。金星は愛すること、おひつじ座は積極的な姿勢を表しますので、その方は積極的に第12ハウスが司る潜在意識、つまり自分の内面を掘り下げていく人になる傾向がある、と読み取ります。
他にも、水星は知性とコミュニケーション力、月は人に見せない顔、火星は情熱と勇気、木星は拡大と発展、土星は苦手意識、天王星は独創性、海王星は無意識、夢や直感を司る星だと言われています。
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行動の性質、相手への動き方がわかる
さらに、星座は「宮」という分類によって、様々な傾向がわかってきます。
12星座を男性宮と女性宮にわけることができます。おひつじ、ふたご、しし、てんびん、いて、みずがめが「男性宮」となり、ここに天体が多い人は「社会的な動き」に関心がある人になります。おうし、かに、おとめ、さそり、やぎ、うおは「女性宮」となり、「精神的・家庭的など内面的なものに関心があるということになります。
もう一つは「活動宮」「不動宮」「柔軟宮」の3つに分け、行動の性質を読むことができます。
おひつじ、かに、てんびん、やぎは「活動宮」で、じっとしているのが苦手。自分から動いていく傾向があります。おうし、しし、さそり、みずがめは「不動宮」で、粘り強く同じことを行い、変わることを嫌います。「柔軟宮」である、ふたご、おとめ、いて、うおは相手に柔軟に合わせることができます。
相性やこれから起こることがわかる
相手の誕生日がわかれば、相性を見ることができます。たとえば、基本的な性格である太陽の星座同士だけでなく、恋愛の価値観をどこに置くか金星を使って見ることができます。
例えば、自分の金星がおうし座で相手の金星がかに座にあったとしましょう。おうし座は基本的に物質的なことに重きを置きますから、金星がおうし座にあるときは財産や豊かさなどに力を注ぎがちになります。相手の金星はかに座で、家庭に豊かさを求める傾向になります。ふたつとも家庭、内側に向かう性質がありますので、大変相性が良い組み合わせとなります。
また、自分の太陽星座から数えて2番目、4番目、6番目、8番目の星座の人は相性が良いと言われています。二人の天体がどのような角度にあるのかを知るだけで、おおまかに相性が良いかがわかってきます。
また、将来のホロスコープを作って、その時にどのようなことが起こりやすいか見ることもできます。詳しい相性や将来起こりそうなことを知りたい場合は、プロの占星術家に鑑定を依頼すると良いでしょう。
いかがでしたか。
ホロスコープを知ると、さまざまなことがわかるのです。占星術は専門的で難しい占術ですが、太陽や金星、月などの星座を調べ、ホロスコープに書いていくだけでもかなりのことがわかるでしょう。
無料でホロスコープを作成しているサイトなどを活用し、ぜひ活用してみてください。
まとめ
ホロスコープの読み方を知っていることで得られる5つのメリット
・惑星がどの星座に属しているかがわかる
・生まれ持った自分の性質がわかる
・どんな場面で心が動くのかわかる
・行動の性質、相手への動き方がわかる
・相性やこれから起こることがわかる
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